お絵描き自由画帳 黄色組

絵に関する課題、読書感想など

羣青 上 著 中村珍 感想

願いと願いのぶつかり合い

願いと願いがぶつかりあう。その結果どうなるか?

 ルールがあれば勝敗が付くけれど、それを審判する者がいない。もしいたとしても、結果を強制する者がいない。したがって、互いにただぶつかり合い、傷つけあうだけで終わりがない。終われない、終わりを選べないことの苦痛を想像する。

 解決するための最良の方法は、距離をとることだけど、それも叶わない。

 時間が過ぎれば、過ぎるほど、選べる選択肢は減っていく。残念ながら時は解決してくれない。

 状況は最悪だとわかっていても、ぶつかり合うことをやめられない。

ぶつかり合うことで、互いに罰を与え合っているのか?それだけが、救い?それならば、まだ最悪とは言えないのか?徐々に終わっていくことが快楽になる?

 

課題

  1. 終わりの美学?
  2. ずぶずぶと沈んでいく感覚?絵で表現できる?
  3. ルールに必要なものは? 審判 強制 他には?
  4. 明文化されていないルール
  5. なぜそのルールがあるのか?そのルールがないとどのような弊害があるのか?
  6. 明らかに変なルールがある場合、誰がそのルールを欲しているかを考える。