お絵描き自由画帳 黄色組

絵に関する課題、読書感想など

『高杉さん家のお弁当』 著者 柳原望   感想

家族とはどういうもの?

突然、同居人が増えたとして、その人と家族になれるのか?この物語では、食事を通して仲が深まっていきます。

 さて、家族とはいったいどいうものなのか?法律的、血縁的な要素は重要だと考えるが、ここではいったん置いておくとして、気持ちの問題としてどうなったら家族だと認識するのか?

 一つの答えとして、『物語の共有』があると考えています。行動を共にすることにより感情を共有する、この体験の積み重ねにより家族になっていくのかなと考えましたが・・・これだと友達関係にも当てはまりそうですね。家族になるには、まだ何かが足りないようです。さて何が足りないのか?家族になりたいという意思表示が必要なのか?確かに、これも重要な要素だと思うけど、まだ何かが足りない気がする。もっと考える必要がありそうです。

 

課題

  1. 場所・時間・食事などを長年共有したとして、それだけで家族という認識が生まれるのか?
  2. 結婚などの節目のようなものが重要になる?お互いの了承が必要?
  3. 子供が家族を意識するのはいつ頃なのか?家族観というものは、常識や教育の一部なのかも?
  4. 食事や睡眠などの無防備な時間の共有が重要?
  5. 長年離れてい暮らしている家族をどのように考えるのか?想い出のなどの共有できるものが必要?これだと、友人関係と変わらないので、それに加えて何かが必要?
  6. 『演劇入門』平田オリザ この本にあった、コンテクスト(文脈、状況、背景、場面などの意味)が重要かも?言葉と動作の意味や解釈のすり合わせが、他の人と比べて出来ている状態が必要か?