月刊江戸楽7月号 感想
日常から伝統への変化
江戸時代に限りませんが、それぞれに日常があり、その日常を過ごすための道具や制度が生まれていく。『必要』だからそれらは維持されていくのだけど、『必要』がなくなれば、また新たな『必要』に代わっていく。古いものが新しいものに代わっていく過程で、たくさんの道具や制度が消えていくけれど、奇跡的に現代まで形を残しているものもある。それが『伝統』や『文化』というものだと思う。ただ、それらはすでに日常ではないため、残していくためには新たな動機が必要になっていくと思います。それはどんな動機なのか?どのような動機ならば長続きするのか?明確な答えは持っていませんが、とりあえずの答えとして『カッコいい』『かわいい』『美しい』などといった、憧れのような感覚の共有が必要なのではないかと考えています。時代によりそれらの感覚のずれは大きくなっていくのだけど、根底の部分で共有できるものがあれば、この先も残っていくのかな。
課題
- 『面白そう』という動機も重要か?知りたいと感じるような、何かが必要だと思う。
- 時代を超えた共通認識?ほんとうにあるのかな?
- 名前ぐらいしか伝わっていないもの、使い方の分からない道具など、どんなものがあるのか調べてみると面白いかも