お絵描き自由画帳 黄色組

絵に関する課題、読書感想など

ブルーピリオド 著書 山口つばさ 感想

言語化できないような感情や思考について

人の個性は感情や思考に現れると思います。しかしながら、その形は不定形で曖昧なものなので、ある程度分かりやすい形にする必要があります。そのための道具が、言葉、絵、音楽だと考えます。

 さて、感情や思考というものはやっかいなもので、常に形を変えてしまうため、なかなか的確にとらえることができない。言葉でわかりやすい形に変換して、納得できればいいのですが、上手くいかないときもあります。自身でもわからないものを溜め込んでしまうと、心が疲れていく、疲れた心のままでは、いつか病気になってしまう。そうならないように、言葉以外の変換方法が必要になってくる。それが、絵や音楽だと思います。

 言葉はとても便利な道具ですが、万人に理解できるように作られたもののため、個人の細かいところまでは、対応しきれません。だけど、絵や音楽は個人に寄り添った道具だと感じます。感情や思考の核心部分を表現しやすい、曖昧な部分を曖昧なまま表現できるなどなど・・・ほかにはどんなものがあるか、もう少し考えてみたいところです。

 

課題

  1. 言葉 絵 音楽は情報の圧縮率の違いだと思う。圧縮しすぎると肝心なところが零れ落ちてしまうイメージ
  2. 感情や思考の発散方法としては時間も有効かな
  3. 言葉は他者への伝達手段として『わかりやすい』という点で優秀?
  4. 絵は視覚部分に重きを置いた変換方法?(完成された作品にのみ焦点を当てた場合)
  5. 音楽は聴覚部分に重きを置いた変換方法?(完成された作品にのみ焦点を当てた場合)
  6. 変換方法という点を重視するならば、作品を完成させるまでの過程も重要になってくる パフォーマンスを含めてすべてが作品の場合もある
  7. 触覚、嗅覚による変換方法は?
  8. 絵、音楽に限らず、何かを創る行為そのものが変換行為と言えそう
  9. 何かを伝えるとういう点では共通 言語の一種類と言えるのか?
  10. 自身と自身の他者性 複雑に分かれているイメージなのか?
  11. 言葉、絵、音楽に限定したような文章は良くなかった