お絵描き自由画帳 黄色組

絵に関する課題、読書感想など

『空をまとって』(古味慎也・著者)

 一巻が面白かったので、最新の三巻まで購入。ヌードを描くことに取り憑かれた少年の物語。思考と行動力が、変態の域に達しています。

 気になったこと、思いついたこと

 1 ヌードの定義について

    服を着ていないことがヌード?その先は何?自分ならどのように定義するか

 

 2 「お前の想像力は小学生レベルか!」

     作中に出てくる先生のお言葉。これは効きます。

    「考えろ」「見ろ」「描け」

    言葉にすると単純明快だけど、それを展開するのが難しい。ほんとどうしたら  いいの?

 

 3 服について

    手や顔はヌードなのか?ヌードになるためには、服が必要なのか?

 

 4作者の答え

   『空をまとって』 世界との関係性を重視している?

 

 5なぜヌードを美しいと感じるのか?

   理由を考えても無駄かも?_美しいと感じるのだから仕方がない?人によって、世界の見え方、感じ方が違う。

 

 6作品鑑賞の仕方 他者からどのように学ぶか

   他者が、世界をどのように観ているかを知る。自分との違いを知る。違っているのが当たり前という感覚が重要。このように考えれば、様々な問題が、好悪の問題ではなく、距離感の問題として処理できそう。

 

 7同じ価値観を強制される世界とはどのようなものか?

   歴史的には、こちらのほうが普通かも?難しいことを考える必要のない世界。統治する側、統治される側の両方が楽をできる世界?面白いかどうかは別問題。

   

 当たり前の事を、自分の言葉で再定義することの難しさ。急がず、自分なりの定義を探していこうと思います。勉強になりました。