イスラエル・ユダヤ・中東に特化した雑誌。政治色は薄目で、歴史・聖書・食事・音楽などのエッセイが中心。主義・主張を訴えるための雑誌ではなく、「この地域のことを理解してほしい」という願いが込められている雑誌だと感じます。
さて、物事を理解するためには、その対象の『解釈』が重要だと思います。この雑誌を読んでいて思ったことは、「人によって解釈が随分と異なる」ということ。聖書に関連する事柄なら、2000年以上の研究の歴史があるはず。それなのに、人によって解釈の仕方に幅がある。その理由は、何なのか?これが最も気になるところでした。
一つの答えとして、『立場』というものが重要なのかなと考えています。過去の積み重ねによって、今の『立場』を得ている。生まれや育ちが違えば、持っている常識や思考方法も違う。そう考えると、解釈に幅があるのは当たり前だと言えそうです。
問題なのは、今、理解している事柄が『誰の解釈』なのか?ということ。本当に自分の解釈なのかどうか、疑ってみるのも面白いかなと感じます。
課題・思ったこと・感じたこと
- 『自分だけの解釈』というものが、成り立つのか疑問。無理があるか
- 誰かの影響を受けていることは確実として、それが誰なのかを意識しておくことは重要だと感じる。その影響がなかったらどのように考えているか?
- 自分の好きな作家様の影響を排除したら、どのような絵になるのか?そもそも絵を描いているのか?