鴨長明は、長年の苦難を経て、世のすべてのものが『無常』であることを知ります。
では、それを知った後、彼はどのように考えて、どのように過ごしたのか?彼が欲しがっていたものは何か?
鴨長明が、50代後半という最晩年に記した回顧録。彼は、自分の人生にどのような結論を出したのか?そのような物語だと感じています。
さて、全てのものが、いつかは消えて無くなってしまう。だからこそ、様々のモノや事柄に、何らかの意味付けをしたがるのが、人の性質だと思います。では、自分ならどのような意味付けをするのか?当然の事ですが、すぐに結論が出るのものではありません。ですので、10年ぐらいの間隔で考えてみたらどうでしょうか?10代の結論、20代の結論、30代の結論・・・どのように考え方が変わっていくのか、記しておくのも面白いかもしれません。