お絵描き自由画帳 黄色組

絵に関する課題、読書感想など

感想 『メイクがなんとなく変なので友達の美容部員にコツを全部聞いてみた』(吉川景都・BAパンダ 著者)(ダイヤモンド社 発行)

 メイクの勉強をしてみようと思い、読んでみました。ある程度メイクは慣れているつもりだけど、最近、「なんとなくしっくりこない」と感じている人、加えて、「変ではないけど、もう少し何とかしたい」と考えている絵描きの人におすすめ出来そうな本です。

 『なんとなく変』だと感じる理由は三つ。

  1. なんとなくやっているから
  2. 慣れた方法に固執しているから
  3. なりたい自分をイメージできていないから

耳が痛いです。どのような分野であっても基礎は存在するものです。それを疎かにすると碌なことにならない。また、慣れた方法は楽でいいけれど、なぜメイクをしているかを忘れがちになる。

 さて、自分は、絵が好きで、人物を好んで描きます。『儚げな』『優し気な』『淡い』などといった感じを目指していますが、それらを演出するためのメイクを、考えていたかと思い出してみると・・・『なんとなくこんな感じかな?』で描いていたような気がします。

  テクニックは分かりやすく、使いやすいけど、応用が利かない場合がある。そんなときには、『何のためにそうするのか』ということを思い出せば、別の方法を模索できる。具体と抽象を、行ったり来たりすることが重要なのかなと感じています。

 具体的なテクニックと抽象的な概念の説明がセットになっており、気づかされることがたくさんあります。読んでよかった。