お絵描き自由画帳 黄色組

絵に関する課題、読書感想など

化粧の日本史 美意識の移りかわり 著 山村博美

お歯黒が気になる・・・

メイクについて勉強していると、「昔はどんな化粧をしていたのか?」そんな疑問がわいてきた。

 基本的な思想は今も昔もおなじであろう。肌、髪、眉、頬、目元、口これらのバランスによって、化粧が完成する。

 その時代の要請、常識、流行などによって、化粧の意味が変化していくことは想像できる。最初は、美容目的ではなく、なんらかの必要性があって、始まった行為だろうと思う。

 さて、それでは、お歯黒の必要性とはなんであろうか?これが気になって、この本を読んでみたのだが・・・なるほど、当たり前のことだけど、資料はほぼ残っておらず、文学、絵などから類推するしかないようです。トイレ事情と同じような感じかな?

 でもまあ、それなら、どんな想像をしようが自由ということなので、いろいろ考えてみた。

 1 魔除け 

 やはり最初は必要だから、始まった行為だと思う。食物を食べるという大事な部位であると同時に、悪いものが通ったり、出たりするところだと考えたのではないか?

咳、痰、嘔吐など病気のサインを口から見る場面は多いかと思う。

 悪いものが入ってこないように、病気防止の観点からお歯黒が始まってのではないかと想像する。

 しかし、なんで黒色?他の色でいいのでは?という疑問が出てしまう。

 そうなんですよね、なんで黒なんですかね?もともと白い歯なのだから、より白くするという方向性があってもいいかと思うのだけど・・・穢れを排除するという方向性ならば、白くすることに力を入れると思うのだけど・・・

 2 歯の白さを守るため 

 歯のコーティングの意味があったとか?祭具などの重要な物を保管する場合になんらかの保護剤を使っていたと想像する。その応用で歯にも使ってみたとか?

 3虫歯 歯周病予防

 歯磨き事情がどうなっていたのか気になる。歯の健康維持のために行われたかも?

 4抜けた歯を隠すため

 歯が白ければ、歯が抜けた部位が余計に目立つ。それを隠すために、歯を黒く塗ってみた。

 

 課題

  1. なぜそうなっているのかを、まずは想像してみる。
  2. 今の価値観で良し悪しを語らない