お絵描き自由画帳 黄色組

絵に関する課題、読書感想など

嫌味や悪口について思ったこと

嫌味や悪口は自分が言われて嫌なことを言う傾向にある

職場での出来事で思いついたことです。

「給料泥棒!」こんな感じの事を言った人がいました。仕事が遅いことに対する嫌味のようでしたが、周りの人の意見は「お前がいうなよ・・」そんな感じでした。

 その話を聞いて思い出したのが、『嫌味や悪口は、自分が言われて嫌なことを言う傾向にある』という言葉です。

 さて、嫌味や悪口を言ったその人は何らかの嫌悪感を抱いた結果、そのような行為をしたと思います。では、なぜそんな嫌味や悪口をいうほどの嫌悪感を抱いたのでしょうか?仕事のやり方やペースは人それぞれであり、結果がすべてであると思います。仕事が速い遅いは相対的なものにすぎません。自分と比べて仕事が遅いといったところで、あまり価値のある言葉だと思えません。おそらく本人も『そんなことぐらいはわかっている!』と言うかもしれませんね。しかし、彼は、怒っている、嫌悪感を抱いている。理屈ではないんでしょうね。理屈を超えた何かを見ているのでしょう。

 思うに、『見たくない自分』を見て嫌悪感を抱いているのではないでしょうか。

人それぞれ、コンプッレクスの一つや二つはあることと思います。何らかの手段で昇華できればよいのですが、なかなか上手くいかないものだと思います。そうなると、目を背けて距離を取ることになる。しかし、目の前に自分のコンプッレクスを刺激してくる対象がいる。触れられたくない部分を刺激されたため、過度に反応してしまう。

 結論としては、『防衛反応』といったところでしょうか。自分を守るために、相手を攻撃する。しかし、対象に自分自身を投影しているのだから、その攻撃は自分自身をも傷つける。対象を攻撃してなんとか溜飲を下げようとしているのに、嫌悪感は募るばかり・・・・悪循環ですね。

 何てことを、嫌味や悪口を言う前に考えれば、余計な事を言わずにすむかもしれません。また言ってしまった後に「なんであんなことを・・・」なんて自己嫌悪に陥った場合に、ほんのすこーしだけ役にたつかもしれません。 

 

課題

  1. 嫌味や悪口を言う心理としては、相手よりも上位に立ちたい気持ちもあると思う。また集団内で自分は上位にいると示したいためか?
  2. 具体的な嫌味や悪口であればあるほど、自分自身の事を言っている可能性が高いと考えるが、どうだろうか?
  3. 関連する本があれば読んでみたいな。心理学か社会学
  4. 『防衛反応』よりも『攻撃的防衛反応』のほうが分かりやすいか?
  5. 嫌味や悪口を言われた場合、「この人はこんなコンプッレクスをもっているんだ」と考えると楽になるか?